Canon EOS kiss X3+EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS
最近、いろいろな人に影響されて街をスナップしている。
一つは進学する大学の講師の方の本の影響。その先生も進学する大学の卒業生であるが、合格してから入学するまでの間、地元でよく遊んだライブハウス周辺や、街並みを撮影したらしい。「今」を記録するにはカメラはすごく便利なものだし、2度とこの先見れる風景とは限らない。だから僕も同じことをしてみようと思い、始めようと思った。
もうひとつは、学校の文化行事でソプラニスタの岡本知高さんの演奏と講和を聴いた影響。自分も藝術系の道を志す者としてすごく勉強になったし、充実した1時間になったけれども、その中で「過去に時間は戻らない。その一瞬一瞬、一期一会を大切にしてほしい。」といった趣旨のことを仰っていた。確かに、過去に戻ることはできないし、たとえば過ちを犯したとしてもそれを消すこともできない。今まで出会った人が(たとえその人が嫌いだったとしても)いなければ自分は完成しない。それは全く岡本さんと同意見だと思う。
それで、自分はちょっと趣旨が違うかもしれないけど、「過去」に2度と戻れないにしても思い出したり感じる要素として写真は生きるんじゃないかな、と思った。街は刻一刻と変わっていくけど、写真の中であればパック詰めしたかのように戻ることができる。だからこそ、今自分が見ている風景を撮ってみよう、と思い始めた。
この写真は、きっとこの先何かに出展したり、発表したりしないと思う。でも、自分の見てきたものをストックしておく意味合いも込めて、この先ちょっとずつ写真を撮っていこうと思う。
あと4カ月ほどの時間が、ちょっと楽しみである。